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Vol.163 2007/7/18-24 情熱大陸 SPECIAL LIVEリハーサル



 葉加瀬太郎氏がイベントアドバイザーを務め、幅広いジャンルから厳選されたイケてるアーティスト23組が一堂に会してのイベント「情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA '07」が、横浜と大阪で行われた。青柳はこのイベントのハウスバンドのバンドマスターをやることになった。ユニットごと参加するアーティスト以外は、このハウスバンドか、ハウスバンドのピックアップメンバーがサポートするのだ。さらにアーティスト同士のコラボや、葉加瀬氏がいろんなアーティストのステージにもゲスト出演するなど、盛りだくさんの夢のイベントだ!打ち合わせ、アレンジで半月くらいかかっただろうか…、一応万全の準備でリハーサルに臨む。ちなみにマニュアルによると、ハウスバンドは「情熱バンド」と名付けられている。


 リハーサルは都内某スタジオで7日間行われたのだが、初日はまずハウスバンドだけの音合わせから。ギターは大御所松原正樹さん。松原さんのいぶし銀のフレーズが、バンドの行き先をビシッと固めてくれる。そして普段開けていなかった他のメンバーの引き出しも開けてくれる、そんな人だ。


 ガハハハ…と豪快に笑い飛ばしながら大技を連発、それでいて繊細なところもしっかり締めるすばらしいベーシストは松原秀樹さん。スタジオに響く彼の音にメンバーはもちろん、スタッフも一喜一憂。

 ドラムは鶴谷智生さん。今回のようにたくさんのアーティストが入り乱れるイベントでは、もう、ドラムが命なのだ!逆にドラマーがちゃんと絵を描いてくれて布団を敷いてくれたら、我々上物(うわもの=コード楽器やボーカルのこと)はそこに乗っかって自由になれるというものなのだ。つるちゃんは我々上物を自由に泳がせておいて、時折我々に襲いかかってくると言う恐ろしい技を持っている(笑)。これはまさにライブの醍醐味だ。油断はできない。



 パーカッションはおなじみ藤井珠緒さん。アカデミックなアプローチからアフリカンテイストまで、適材適所で野郎達の音に色を添えてくれる、すばらしいプレイヤーだ。オフステージはもちろんムードメーカー、そして今回も青柳のヘアメイクをお願いしそうな予感…。

 今回青柳は、段取り係だ。昨年のバンマスはチェロの柏木広樹氏だったので、準備段階から事細かな裏情報をかしちゃんから仕入れつつ、リハーサルに備えた。自分の音に執着していると全体がまとめられないので、自分のことは後回し。さて「情熱バンド」はうまくまとまるだろうか…?


 さて2日目は、「葉加瀬バンド」のリハーサルだ。「情熱バンド」のギター松原正樹さんが抜けて鳥山雄二さんが入り、さらに柏木広樹(cello)、榊原大(p)、八巻誠(prog)と言うメンバーが加わり、青柳はキーボードとサックスに。葉加瀬バンドは鳥山さんがバンマスだ。
▲大ちゃんとかしちゃんツーショット。
▲柏木広樹@青チェロ


 おっと、秀樹氏も青チェロに挑戦。やけに楽器が小さく見えるのだが…。


 リハーサルも半ばを迎えた。情熱バンドでサポートするアーティストの方々が続々登場する。葉加瀬氏以外は1アーティスト1回限りのリハーサルで、それも時間が限られている。バンマスの力量が問われる場面だ。綿密に組まれたスケジュールなのだが、アーティスト同士のコラボのリハーサルは本番前日の会場リハーサルの日までお預けという組もあったり、スタジオリハ後の変更もあったり、これ以外にアレンジだけ提供したコラボもあったりで、寝ずの日が続いた。

 楽器担当の和田くん@サンフォニックス。こういうイベントなので、楽器、機材の量や種類も半端ではない。そんな中我々はステージに上がったら何の心配もなく「プッ」って音を出せる状態をお膳立てしてくれるのが彼らの仕事なのだ。ただいま夏川りみさんが演奏する「三線」のチューニング中。


 休憩〜。大ちゃんといっしょにステージに上がるのは今回初めてだ。大阪ではじっくり飲もう!と約束した。同じ楽器同士の情報交換や○○の話や○○の話など、一晩では語れなそう(笑)。もちろん秀樹氏もすでに飲む気マンマンだ。

 その後は写真どころではない日が続き、あっという間に7日間のスタジオリハは終了した。撤収〜!スタジオに持ち込まれたピアノが分解されて帰って行く…。

 続きは本番の日のダイアリを見てくださ〜い。