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Vol.309 2010/8/20 情熱大陸イベント 札幌公演

 情熱大陸SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'10、ついに今年は北海道に初上陸だ。札幌芸術の森野外ステージは、オーケストラの演奏などもしばしば行われるだけあって、音響がすばらしくいい。野外ステージは通常音が散ってしまって薄くなりがちなのだが、大きく張り出した屋根が反響板になり、心地よい残響を作ってくれるのだ。

 この日も本番前日に札幌入りし、現地リハーサルだ。広い会場を散歩するのも気持ちいい。

 音響エンジニアの奥田さん。多くのアーティストが入れ替わりステージに上がるこの情熱大陸イベントは、ミュージシャンも大変かもしれないけど、音響はもっと大変かもしれない。

 東京は猛暑が続いているが、こちらは日差しはキツイが、ぜんぜん涼しくて気持ちいい。芝生でリハ番を待つ佐藤竹善氏。

 こちらもリハ番を待ちつつ会場お散歩中の、ギター田中義人氏。ここ札幌出身。

 おっと、トンボを捕まえた。赤トンボ?オニヤンマ?知らないけど、おまえにつかまりたくない、自由にしてくれと言っている。


 あ〜気持ちいい。介の字3人宗は柏木広樹、青柳、屋敷豪太。豪ちゃんは、なんと本職みぽりんのマッサージ付きだ。

 その視線の先は、こんな感じ。なんか水着女性に手招きされてるような…(笑)。見ようによっては、それが二人にも見えたりして(爆)。

 柴田淳リハーサル開始。この春彼女のツアーに参加したのだが、情熱は今回北海道のみの参加、レアなショットです。

 押尾コータロー。リハーサル中にもかかわらず、客席からカメラを向けるとすかさずカメラ目線を向ける彼は、やっぱり根っからの関西人!?

 さてリハーサルのラストはやっぱり葉加瀬バンド。予定より1時間以上遅れてしまってすでに夜の10時をまわっているのだが、ここは夜の音出し制限がないということで、がっつりリハーサル。ベースのメッケンさんは長丁場でお疲れ気味だが、音は相変わらず一発入魂だ。

 本日一番出番が多いかものパーカッション、はるな愛こと藤井珠緒。マラソンリハーサルで、ひげが生えてこないか、心配だ(笑)。

 田中義人&松原正樹のギターバトル。ここ札幌はスクリーンがないので、白熱のバトルを生身で演出するしかない。そのためのパフォーマンス打ち合わせも、入念に。

 ナギちゃんと青柳の低音サックスセクションも、完成度を増してきた。葉加瀬バンドのリーダーかしちゃんにより、アレンジ的にも少し手を加えられて、北の大地に雄叫び。

 夜の11時。リハーサルを終えてホテルに戻ったが、せっかくの札幌、このまま寝るわけにはいかない。グルメ柏木プロデュースのスープカレー隊に早々と昼間から参加表明をしていた青柳だが、前日行ったジンギスカンが最高だったのできょうも行くぞという葉加瀬太郎プロデュースのジンギスカン隊に急遽派閥変更した。

 たろちゃんは、おいしいジンギスカンを食べるためだけに前日入りしただけあって、念入りにリサーチしてこの「しろくま」というお店にたどりついたようだ。まずはオーストラリア産のラムで乾杯だ。

 カウンター席なのだが、鉄板がカウンターの向こうにある。店員さんが食べ頃のお肉を教えてくれたり、ジンギスカンの脂がたまる場所に野菜を補充したりと至れり尽くせりだ。

 アイスランド産のラム。ジンギスカンは、たれに漬け込んで焼くタイプと生を焼くタイプがあるのだが、ここは後者だ。肉そのものに自信があるということだろう。特製のたれ…ではなく、特製の塩でいただいた。

 北海道産のラム。脂の部分もがっつりいただく。脂好きの青柳としては、これが最高においしかったかも。

 脇役ではあるが、野菜も重要。奧にある道産ポテト、鍋のてっぺんから流れ落ちるラードと焼きラムから出るジューシーな肉脂を裾野でしっかり吸い取って、色が変わってまさに食べ頃になっている。

 そしてお次は、オーストラリア産のマトンだ。ジンギスカンは羊肉なのだが、その中でもラムは若い子羊、マトンは味わいのあるおとなの羊なのだ。

 レバー、はつ、タンの盛り合わせ。ジンギスカン交響楽団のホルンとチェロとファゴットって感じだ。
   
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 そして迎えた本番当日。バスで芸術の森野外ステージに向かう。

 芸術の森は、札幌市南部の郊外にあり、広大な森の中に美術館、アトリエが点在するまさに札幌の芸術拠点だ。池にもオブジェが並ぶ。

 11:30開場だ。お客さんが続々と良い席目指してダッシュ。

 ステージ用スポーツドリンク、携帯クーラー、氷で冷やしたおしぼり、虫除けツールなど、野外ステージならではのグッズが並ぶ。

 →ミュージシャン&スタッフ用に作られた香盤表。きょうの流れはざっとこんな感じだ。


 ↓かしちゃんも出番が多い組だ。進行を見てためいき。

 きょうはプロジェクターで抜かれることはないのに、細部のメイクにこだわるたまちゃん。女子って大変なんですね…。

 そんな女子の気持ちが全くわからん青柳に、最近入手したお気に入りのメイクグッズのかわいさをいちいち紹介説明してくれるたまちゃん。

 さ〜て、はじまりました。情熱大陸、初北海道公演。Sing Like Taikingのステージでは、盛り上がった佐藤竹善がいきなり客席降りして場内騒然!戻る際ステージが自力で上がれるぎりぎりの高さだと歌いながら判断して、とっさに降りたらしい。そんな中スタンバイする柴田淳。

 気合い入れ。青柳の出番もここからスタート。

 残響好きのしばじゅんは、この野外ステージの音が気に入ったようだ。春のツアーではやらなかった2曲も熱唱。しばじゅんワールドが北海道にもしっかり届いた。


 さてここでTシャツ自慢をするのは、葉加瀬太郎マネージャーの菊池氏。何が自慢かというと、このTシャツ、「ガリガリ君」で当たりが出てゲットしたのだそうだ。当たりはガリガリ君がもう一つもらえるだけかと思っていたけど、そんなのもあるんですね。


 そして札幌のみ参加の元ちとせさんは、なんと髪型を葉加瀬パーマにしてきたのだ。これには一同驚き大爆笑!!!

 デビュー前から仲良しのたまちゃん&ちとせちゃん。→


 ↓笑って歌えなかったらどうしようと言うのが最大の心配だったが、なんとか一曲歌い切って葉加瀬と絡む。でも、コラボはあともう一曲あるのだ。


 中孝介くんのステージは、古澤衛(g)、藤井珠緒(per)、柏木広樹(vc)と青柳の4人でサポートした。1曲たろちゃんとのコラボもやった。無事ステージを終えてのんびり中。

 おっと、有賀さんがそろそろ壊れてきたくさい。ただいまステージ中の押尾コータローのギターに合わせて、歌を作っているようだ。

 自己バンド"SLUG & SALT"のステージを終え、藤井フミヤとのコラボを待つ藤井尚之くんと。きょうも「シガーカッター」の音色は、渋い。

 そして、兄弟コラボ。

 鈴木雅之さんは、暑い中びしっとスーツで始めるが、後半はくだけて、ゴスペラッツとして懐かしの曲たちを歌う。スペシャルゲストとしてゴスペラーズの村上てつや、酒井雄二、そしてサプライズゲストとして、ラッツ&スターの佐藤善雄、桑野信義が参加する、なんとも豪華なコーナーになった。

 そして、ステージ裏には、ラストの葉加瀬バンドのメンバーが揃う。気合いを入れて、いざ出陣!
▲ステージ狭しと動き回り、ラストのステージを盛り上げる葉加瀬太郎。
▲パーカッション大儀見元。
 屋敷豪太と村石雅行のツインドラムは、大迫力だ。

 待ってました!松原正樹&田中義人のギターバトル。まっつぁんは後輩を見つめる暖かい眼差しだが、弾く時は容赦なくたたみかける。これぞまさしく、ギターバトルだ。

 おっとかしちゃんもエビ反りで参戦。最近は角度が落ちてきていると言うのだが、この日はなんとか90度まで上がったように思われる。

 初めの方に出演したアーティストたちも全員会場に残っていた。最後にラインナップして「ありがとう」「おつかれさま」。来年もあればいいですね。

 てなわけで、情熱大陸'10は東京、大阪、札幌すべて終わりました。さ、北海道のおいしいものをぜ〜んぶまとめていただきましょう!!!