|
||
![]() |
元旦の午後6時半に羽田に集合、今回はトランポが走らない手弁当ツアーなので、機材も全部自分たちで運ぶのだ。チェロ、フォークギター、ガットギター、エフェクター、旅の荷物を携え空港に着いた伊藤ハルトシくん。 |
|
鳥取行きの最終便は、もし鳥取空港に着陸できなかったら羽田に戻るよ、という条件付きで、なんとか飛ぶことになった。一同、ちょっと安心してゲートが開くのを待つ。それにしても、待合室は閑散としている。おそらく、この便に乗るのは20人くらいか…。 |
![]() |
|
![]() |
|
|
が〜〜ん、鳥取空港の着陸システムが雪でやられたらしい。飛行機は、飛ばずにゲートに戻る。やばい。新幹線の最終ももう間に合わない。マネージャーがクレームを入れるも、飛ばないものは飛ばない。ANAとしては、きっとこんながらがらの便を飛ばさなくてよい口実ができてよかった思っているんだろう。 |
![]() |
|
![]() |
とにかく、あすのお昼には本番だ。少しでも鳥取に近づいておくためには、関空行きのこの便に乗るしかない!ANAの事情で変更したにもかかわらず、大量の荷物はそのまま移行してくれない。一度検査を受けた大量の荷物を受け取って、運んで、再度検査を受けろと言われた。 | |
なんでそんな面倒くさいことをさせるんですかANAさん、とぼやきながらも、我々の荷物検査のために遅れて出発した関空行きに乗ってなんとか関空に到着。めでたくもなんにもない。 |
![]() |
|
![]() |
|
|
そんなこんなで、翌朝は大阪駅7:37発スーパーはくと1号で倉吉に向かうことにする。 |
![]() |
|
![]() |
むむむむむ…。スーパーはくと1号「鳥取行き」になっている。倉吉は鳥取よりまだ先なのだが、列車は鳥取駅までしか行きませんとのことだ。 |
|
ぜんぜん関係ないが、大阪環状線のど派手な電車。いかにもユニバーサルスタジオ直通っぽい(笑)。 |
![]() |
|
![]() |
鳥取駅までしか行かない特急スーパーはくと1号に、とりあえず乗り込んだ。この時間駅弁はこれしかなかったので、全員これ。でもなにげにおいしかったので、おっけ。 |
|
まだ陽は昇ったとこだ。明石海峡大橋を見ながら、山陽本線を下る。 |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
以前山陰行きと言えば、京都から山陰本線でと言うのが定番だったのだが、山陽本線の兵庫県姫路の少し先、この上郡駅から山陰に向かう「智頭(ちず)急行線」が1994年に開通してからは、もっぱらそちらが利用されるようになった。ローカル線と言えば海沿いや山岳地帯を走るため、戦前戦後に作られた路線はどうしてもカーブがきつくスピードが出せない。しかし、高速道路の普及により時速100キロで走る高速バスに対抗するべく、非電化ではあるが時速130キロで走行できるこの路線が作られたことで、一応鉄道の面目は保たれたわけだ。 | |
![]() |
![]() |
|
智頭急行線に入ると、一気に雪景色だ。右の写真とか、これ、線路なんですけど。ここを時速130キロで列車が通るんですかぁ。 |
![]() |
|
![]() |
智頭急行線の終点、智頭駅。ここからはJR因美線に乗り入れする。 |
|
JR因美線は、戦前に作られた路線…つまり山岳地帯を走るカーブだらけのローカル線というわけだ。特急スーパーはくと、揺れが少ないように設計してある振り子車両とは言うが、ここからはやっぱり昭和の揺れを感じて、少し嬉しくなった(笑)。 |
![]() |
|
![]() |
郡家駅線路もやっぱり雪で埋まっているが、切替ポイント部分はおそらくヒーターが入っていて、雪が溶けている。ポイント切替ができないと、脱線or衝突事故ですからね。 |
|
鳥取駅から米子駅まで、いまのところ全面運休。というわけで、鳥取駅で降ろされた。 |
![]() |
|
![]() |
ニュースによると、雪かきのためのラッセル車が脱線するという事故も起きているそうで、もうこれ以上は何も望めない。途中運休になったスーパーはくと1号の向こうには、機関車トーマスのようなラッセル車が待機している。 |
|
あ、いま鳥取はゲゲゲブームだ。紅白に合わせて、松下奈緒ちゃんの米子公演も発表された。鳥取駅の改札を出たところ、一番目立つところにあるのが「鬼太郎商店」だ。ねずみ小僧がお客さんを呼び込む。 |
![]() |
|
![]() |
一歩駅の外に出ると、こんな感じだ。人々もなんか空を見つめてあきらめモード。 元旦からきょうにかけて、鳥取〜倉吉を結ぶ一本道国道9号線で、タンクローリーがスリップし道路を閉鎖、約1000台の車が動けずに一夜を過ごしたというニュースも報道されていた。 |
|
![]() |
||
そんな中、その国道9号線が復旧したという情報が入った。どうしても倉吉に行きたい人限定で、代行バスを運行するJR西日本。途中停車はなく、とにかく倉吉に行く人限定らしい。 |
![]() |
|
![]() |
||
|
||
![]() |
||
![]() |
鳥取県は、全国で一番人口が少ない県だ。そのなかで、鳥取市、米子市に続いて3番目の倉吉市。人口約5万人。その倉吉のショッピングの中心的存在、倉吉パープルタウン、通称「パータン」の特設ステージでライブは行われる。 |
|
地元テレビ等メディアに音楽を提供、顔も売れてしまった門脇くんは、素顔で街を歩けない状態だ。14:00開演の前に少しリハーサルなのだが、門脇くんの素を見ようと、リハーサルからしっかり鑑賞モードだ。 |
![]() |
|
![]() |
そして本番。ステージはちょうど吹き抜けになっていて、2階3階からも声援が。 |
|
|
![]() |
|
![]() |
機材搬入ルートは、さらにぎりぎりだ。バケツリレー方式で機材搬入。 |
|
![]() |
![]() |
|
▲薪でピザを焼く窯があるのだ。
![]() |
||
▲無事機材も搬入して、リハーサル。 |
||
→門脇くんの誕生日はあす1月3日。ライブ本番最後に、誕生日前夜祭的バイオリン型ケーキがサプライズで贈られ、メンバーとお客さんでいただく! |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
||
その後は、我々メンバーもお店で打ち上げ的お食事。ひゃ〜、ぜんぶうまかったす。ごちそうさまでした。 |
||
☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ |
||
![]() |
||
![]() |
翌3日、倉吉市の成人式にゲスト出演するため、倉吉市未来中心ホールに行った。楽屋口はこのとおり車が着けられないため、正面玄関から入る。 |
|
その正面玄関は、とりあえず人道だけでも確保するための雪かき作業真っ最中。倉吉市人口5万人。ここは1500人キャパのホールなのだ。ピアノはベーゼンドルファー、スタンウェイ、ヤマハ各フルコンが揃っている!! |
![]() |
|
![]() |
逆に楽屋口から外を眺めると、こんな感じ。軽く足跡っぽいのもあるが、基本外には出れない。 |
|
1月3日成人式とはずいぶん早めなのだが、倉吉市は以前から新成人に対して正月帰省のタイミングに合わせた成人式を行っているらしい。確かに就職や大学で他の地域に行った新成人にとっては、正月帰省のタイミングでの成人式はいいかもしれない。実際鳥取県の成人式出席率は70-95%と、かなり高いのだ! |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
||
門脇大輔バイオリン、伊藤ハルトシギター&チェロです。あ、門脇くんは、後ろにチラリ見えるエレクトリックバイオリンもやりますょ。 |
||
そして本番前、スタッフから門脇くんのバースデー当日祝いケーキが届いた。30歳。 |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
本番は昼間に終え、近くの東郷湖畔の温泉宿で新年の骨休め。思えば、この大雪による交通機関の乱れの中、2日間3公演をちゃんとできたのは奇跡としか言いようがない。 |
|
おつかれさまでした〜!!! |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
||
|
||
☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ = ☆ |
||
![]() |
ここからは「おまけ」的扱いですかね。鳥取県倉吉市2日間3公演を終えて、帰ります。1月4日朝、倉吉駅前は閑散としていますが、駅舎内はかなりごった返してます。 |
|
京都行き特急スーパーはくと号や、岡山行き特急スーパーいなば号、山陰特急まつかぜ号も運転再開したということで、足止めされていた人たちがどっと流れてきました。 |
![]() |
|
![]() |
誰かを待っているのか…改札外から列車の到着を見守ってる人もいます。米子方面(下り)も、運休はあるものの開通したようです。 |
|
そんな中、門脇パパ&ママの送迎により、まだ雪に埋もれる鳥取空港とのアクセスができて、無事帰ることができました。 |
![]() |
|
![]() |
羽田到着、別に普通じゃん!!!東京は雪とか降ってなかったんですかぁ??? |
|
門脇パパ&ママから、鳥取名物「とうふちくわ」をいただいたので、さっそくおでんにしてみました。どうでしょう(笑)? |
![]() |