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Vol.354 2011/4/11-16 live image 11 onze リハーサル

 今年も始まりました。ライブ・イマージュのリハーサル。11年目の長寿イベントになりました。青柳が参加して10年目です。キーボードも毎年プログラムを少しずつ更新し、機材も少しずつ変えてきました。ハープの音が多いこのライブ・イマージュ、右の「ハープ専用機」を導入したことが最も画期的だったのではないでしょうか。ボタン一つで12キーのグリッサンドができます。

 リハが始まる前日に、すでに楽器はセッティングされている。この日の青柳は音色ミーディングとプログラミングだ。

 そしてリハーサル初日。いきなり大きな地震が…。スピーカーが落ちないようにとっさに押さえるハウスエンジニアの今橋さん。毎日の起こる地震にもう慣れたのか、顔は笑顔だ。この地震でエレベーターが止まったのだが、集合時間の直前だったため、地震後に到着したメンバーは6階のスタジオまで階段で。6階と言っても、ここは「倉庫ビル」で、1階の高さがハンパない。普通のビルの15階分くらいはあるだろう。

 ドラムの渡嘉敷祐一さんは、まさに今階段を上がってきたところだ。パーカッションは、"たまちゃん"こと藤井珠緒さん。二人ともこの11年間の歴史を知る人物だ。

 ベースの一本茂樹くんは比較的新しいメンバーではあるが、それでももうライブ・イマージュの顔になっている。ビオラの"キャオリン"こと番場かおりさんは、この11年間のほとんどのリハーサル、本番に出席。

 2007年からNAOTOと交代してコンミスになった相川麻里子さん。そして今年は「加古隆クァルテット」の一員としてのアーティスト出演もある。

 ギターの天野清継さん。リハーサルも終わって、ピアノで遊んでます。ん、その後ろには…!?

 は〜い、セッションおやじ、青柳くんです。天野さんのピアノにすかさず反応し、ベースを持ちました。曲は「ストレート・ノー・チェイサー」。

 この日は、「ゴーグルファイブ」のキーボード、グーチーくんが、青柳のプレイを盗みにやってきました。さて何を盗んで帰ったかは、いまのところは謎だが、「ゴーグルファイブ」に大きな変化があることを期待しよう。
 ストリングスのメンバーを紹介しましょう。前列左より、1stバイオリン相川麻里子、川口静香、伊勢三木子、村越麻希子。ちょっと遠いけど後列左よりビオラは番場かおり、菊池幹代、生野正樹(エキストラ)。チェロは植木昭雄、柏木広樹。そして2ndバイオリンは伊能修、末永千湖、牛山玲名、氏川恵美子。
 ビオラの生野くんはライブ・イマージュ初参加で、キャオリンが参加できないフォーラムの日のエキストラ。2ndの末永さんも今回初参加だ。それ以外のメンバーはもうおなじみ。11年選手も多い。

 あらためて、ハウスエンジニアの今橋さん。最近はPAミキサーもコンパクトになり、メモリー関係も充実。ライブ・イマージュのように回線が入り乱れるイベントでも、メモリーを呼び出せば場面転換が一瞬でできる。あとは現場の状況に合わせて音作りするのが、腕の見せ所。

 モニターエンジニアの中本さん。こちらはハウスよりさらに複雑な組み合わせを作らなければいけない。出演者全員のくせを知って、それぞれの好みに音を返さなければいけないという、過酷なお仕事。

 演奏の後、録音したものを隣の部屋で聴いてチェック…なのだが、いつのまにかテレビの地震ニュースを見入っている、の図。

 ここまでは各アーティストごとに日を分けてリハーサルしていたのだが、最終日はアーティストも全員揃っての通しリハーサル、みなさんのテンションも上がる。2006年までストリングスセクションのコンマスを務めていたNAOTOが、今年はアーティストとして出演。


 今年の出演アーティストは加古隆クァルテット、小松亮太、ゴンチチ、NAOTO、葉加瀬太郎、羽毛田丈史、松谷卓、宮本笑里というラインナップだ。

 ↑加古隆クァルテットは、相川麻里子(vn)、キャオリン(va)、植木昭雄(vc)と加古さんだ。ただいまエキストラの生野くんバージョンでリハーサル。キャオリンは横で見学。

 ←待ちのアーティストは、その間別室で雑談。内容は…言えません(笑)。


 6日間のリハもあっという間に終わり、最終日のリハ後、音楽監督羽毛田氏、チェロ柏木氏、青柳の3人でお寿司屋に行った。新宿「礎」(いしずえ)という店で、店主の菅谷さんが一切おまかせで特上のおいしい料理を出してくれる。
▲あぶりあんこう。
▲うにのにぎり。

 寿司屋なのに、こんなものも出てきた!もう全部最高にうまかったす。はけちゃん、ごっつぁんです。ツアーしっかりがんばりますよ。